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(No. 78)
2017/06/08/ 11:39:53投稿 (コメント投稿通知あり) |
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書評「サピエンス全史」 00000076 2017年05月02日 編集 追記 削除 ユヴァル・ノア・ハラル著「サピエンス全史」が話題になっている。人類学者ハラル氏の人類の歴史にについて、過去を遠く非歴史以前にさかのぼり、歴史時代(文字の出現)、現代、未来の展望を含めた、野心的な著作である。一般的な歴史書に分類されるが、筆者(私)は、文明批評の一種ととらえている。 ここでは、宗教についての記述に注目したい。伝統的な宗教やその他の宗教は、人類にとって、きわめて重要な役割を果たしてきたが、いまも重要な役割をはたしている。ハラル氏は、現代においては、科学が、宗教の一種として、加わったという。無宗教を唱える一部の現代人にとっては、科学が信仰の対象になっている。 科学を信じるかどうかで、科学も信仰の対象(特に社会的に)ととらえている。 しかし、科学が、既存の宗教と違うのは、特定の教典や教祖が、存在せず、変幻自在に 事実に基づく批判を受け入れ、変化していくことである。 平成29年5月 北村 拓郎 |