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「長生きリスク」

2018年01月07日

「長生きリスク」に保険続々90歳でも加入OK 高齢者向け増加

 長寿化で「人生100年時代」が近づく中、高齢者向けの保険商品が増えている。保険会社は、将来蓄えが尽きて医療費が払えなくなる「長生きリスク」に備える保険商品を相次いで投入。先月には90歳からでも入れる終身医療保険が初めて登場した。長らく現役世代をターゲットにしてきた保険業界だが、人口構成の変化で商品戦略も大きく変わりつつある。

 90歳でも入れる医療保険を発売したのは、明治安田生命保険。従来の商品は80歳までしか入れなかったが、この商品は50~90歳を対象とした。

 入院1回につき10万円、手術1回につき5万円を給付する。退院から30日間空くと通算100回まで支払われる。月額100~500円程度の特約を付ければ、白内障の先進的な手術など公的保険対象外の「先進医療」の費用も通算2000万円まで補償する。保険料の払込期間は95歳までで、例えば加入時60歳女性なら月額8220円、90歳男性なら2万4880円となる。

 保険加入年齢を引き上げるのは、医療保険への高齢者のニーズが高まっていると見ているためだ。日本人の平均寿命は年々延び、2049年には100歳以上人口が50万人を超える見込み。明治安田の担当者は「医療保険加入者のうち、高齢者が占める割合は高まり続けるだろう」と話す。

 他社も、主力の死亡保障から長生き保障へのシフトを進めている。アフラックは13年8月、終身医療保険の加入年齢を80歳から85歳に延長した。第一生命保険グループのネオファースト生命や住友生命保険グループのメディケア生命も85歳まで延ばしており、80歳以上の新規加入は年間計約9000件に上る。アフラックの担当者は「医療費に不安がある80歳以上の人は相当数いる」という。

 早く死亡すると損が出る代わりに、長生きするほど多くの年金が受け取れる「トンチン年金」と呼ばれる商品も人気だ。日本生命保険や第一生命保険などが16年以降、相次いで販売を始め、契約件数は計5万件を超えた。明治安田の担当者は「老後の生活を充実させるための保障はますます重視される」とみる。【松本尚也】

 ◇医療費の不安背景に

 高齢者の医療費に対する不安が加速している背景には、長寿化や医療費の高額化がある。

 国立社会保障・人口問題研究所によると、1980年に968人だった100歳以上の高齢者は、2017年には70倍の6万7824人に増加。49年には50万人を超えると推計されている。07年に生まれた子供の半数が107歳より長く生きるとの試算もあり、「人生100年時代」は確実に近づいている。

 医療技術の進歩も医療費を押し上げている。厚生労働省の統計によると、15年度の75歳以上の国民1人あたりの医療費(公的保険適用分)は92万9000円。10年前から1割増えた。

 75歳以上の医療費の窓口負担は1割(一定以上の所得がある場合は3割)だが、公的保険対象外の先進医療も増加。厚労省によると、白内障の先進的な手術で55万円、脳腫瘍などに用いられる陽子線治療で276万円など、先進医療を利用すれば負担額は急増する。

 生命保険文化センターの16年の調査では、「けがや病気に不安がある」と回答した人のうち、53.6%が「長期入院で医療費がかさむ」ことを理由に挙げた。安倍政権は、超長寿社会のあり方を考える「人生100年時代構想会議」での議論に基づき、社会保障を高齢者中心から全世代型に切り替える方針を掲げているが、高齢者の不安にどう応えていくかは依然、大きな課題となっている。【松本尚也】





引用元の記事はこちら(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180106-00000019-mai-bus_all)


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