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この時期になると聴きたくなるクリスマスソング

2017年12月03日

世界で最もヒットしたクリスマス・ソングとは? ジャズの大定番

 ハロウィンが終わってすぐに、街の装飾や音楽はすっかりクリスマスに切り替えられ、少し早すぎるのではないかと思っていましたが、気が付けばもう12月。ぼちぼちクリスマス気分に浸りたいところです。

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1 定番のクリスマスソング・邦楽
1.1 戦場のクリスマス/坂本龍一
1.2 ジン ジン ジングルベル/森高千里
1.3 White Light/安室奈美恵
1.4 クリスマスキャロルの頃には/稲垣潤一
1.5 Merry Christmas/BUMP OF CHICKEN
1.6 Can’t Wait ‘Til Christmas/宇多田ヒカル
1.7 Winter Bells/倉木麻衣
1.8 とっておきクリスマス/AKB48
1.9 HOLY NIGHT/EXILE
1.10 LAST CHRISTMAS/EXILE
1.11 ウィンターマジック/KARA
1.12 サイレント・イヴ/辛島美登里
1.13 12月のLove song/GACKT
1.14 クリスマス・イブ Rap/KICK THE CAN CREW
1.15 毎日がクリスマス!/クリス・ハート
1.16 クリスマスなんて大嫌い!!なんちゃって/Crazy Ken Band
1.17 白い恋人達/桑田佳祐
1.18 クリスマス/JUDY AND MARY
1.19 白いクリスマス/JUN SKY WALKER(S)
1.20 Only Holy Story/Steady&Co.
1.21 雪のクリスマス/DREAMS COME TRUE
1.22 Christmas Love/西野カナ
1.23 チキンライス/浜田雅功と槇原敬之
1.24 DEAR…again/広瀬香美
1.25 いつかのメリークリスマス/B’z
1.26 メリクリ/BoA
1.27 恋人がサンタクロース/松任谷由実
1.28 サンタさん/ももいろクローバーZ
1.29 クリスマス・イブ/山下達郎
1.30 雪が降る町/ユニコーン
1.31 Hurry Xmas/L’Arc~en~Ciel

2 定番のクリスマスソング・洋楽

2.1 All I Want For Christmas Is You/MARIAH CAREY
2.2 Fairytale Of New York/The Pogues Featuring Kirsty MacColl
2.3 WHITE CHRISTMAS/BING CROSBY
2.4 LAST CHRISTMAS(PUDDING MIX)/WHAM!
2.5 HAPPY XMAS[WAR IS OVER]/JOHN LENNON
2.6 Christmas Tree/Lady GaGa
2.7 I saw Mommy kissing Santa Claus/The Jackson 5
2.8 Oh Santa!/Mariah Carey
2.9 Santa Claus Is Coming To Town/Justin Bieber
2.10 Last Christmas/Taylor Swift
2.11 8 Days of Christmas/Destiny’s Child
2.12 Christmas Lights/Coldplay

3 定番中の定番クリスマスソング

3.1 赤鼻のトナカイ/クリスマスソング
3.2 あわてんぼうのサンタクロース/クリスマスソング
3.3 ジングル・ベル/クリスマスソング






 クリスマス気分を盛り上げるには、やはり音楽は欠かせません。余談は多めになりますが、少し懐かしい日本のクリスマス文化などの話をしながら、ジャズにおけるクリスマスの名曲をジャズ評論家の青木和富さんが解説します。

お祭り好きの日本人が育てた独自の文化と企業が作ったイメージ

 日本はお祭り好きだと言われる。確かに全国各地、市町村はもちろん、会社、学校等組織ならそれぞれにお祭りのようなことがあったり、なかったら作ろうとしたりする。さらにはバレンタイン、ハロウィン、クリスマスと異国の行事も何ら違和感なく、恒例のものとして日常に溶け込んで楽しまれる。

 なるほどキリスト教徒が数パーセントしかいない日本で、こうした行事が全国規模で楽しまれるのは、海外の人たちの眼には異様に映るかもしれない。しかも、こうした行事に、日本独自の創作のようなものが加わり、定番化しているのを見ると、違和感以上の驚きの世界と言えるだろう。たとえば、クリスマスのイチゴのデコレーション・ケーキ、フライド・チキンなどが代表で、こうしたアイテムは海外にはまったく存在しない日本独自のものである。バレンタインのチョコレート同様、こうした定番化の背後には企業活動があるが、そうであっても日本の祭り好きの国民性は、それを楽しく受け入れ、むしろ、鉄板のアイテムとすることで、行事の高揚を作り出す本能的な能力とすべきかもしれない。

 確かに、行事の本来の意味から外れたり、無視したりする日本は、異様なのかもしれないが、しかし、これは日本の特性とばかりは言えない。例えば、白いひげ、赤い衣装で、トナカイのそりに乗ったサンタクロースが、子供たちにプレゼントを運ぶといった典型的なクリスマスのイメージの起源は、1931年のコカ・コーラ社の宣伝ポスターにある。これは同社のホームページにも記載されているので、知らなかったという人はぜひ確かめてほしい。典型的なクリスマス・カラーとして定着している赤と緑の赤は、本来は血を象徴するが、むしろこの赤は、コカ・コーラ社のブランド・カラーの赤の楽しさ、明るさのイメージに変換した見事な創作と言っていいだろう。

 そして、最後の余談だが、宗教的な厳密さで言えば、むろん、お寺ではクリスマスは祝えない。そこで子供が不憫だといって、その日は「もみの木祭り」として祝うという、昔住んでいた寺町の住職から話を聞いたことがあった。祭りには領域を超える人間の想像力の源がある。


大定番、ジャズのクリスマス・ソングと最近の傾向

 閑話休題。クリスマス・ソングの大定番と言えば、そのサンタの衣装をまとったビング・クロスビーの「ホワイト・クリスマス」だろう。最初の録音は1942年で、コーラス入りの込み入った譜面だが、1時間も掛からずあっという間に終わったという逸話が残っている。その後大ヒットし、原盤が摩耗したので若干の修正を加えた譜面で再録されたが、その差は気づきにくい。クロスビーの録音は、それだけで歴代NO1の売り上げのギネス記録をもっているが、「ホワイト・クリスマス」のトータルの記録も世界ダントツのヒット・ソングである。もっとも、クリスビー自身は、意外にもこの曲にあまりこだわりがなかったという話も残されている。いずれにしても、「ホワイト・クリスマス」は、あのサンタのポスターも含めて、トータルにスイング・ジャズ時代のアメリカを象徴するものと言えるだろう。

 クリスマス・ソングと言えば、これをしのぐ大定番が、やはり「きよしこの夜」だろう。19世紀初頭に生まれたドイツのクリスマス・キャロル。讃美歌集はもとより、日本の音楽教科書にも載った正統派のクリスマス・ソングだ。ちなみにこの音符をアナグラム的に置き換えて生まれたのが坂本龍一の「戦場のメリー・クリスマス」である。どこか似ているのは、そんな理由がある。

 戦後のロック、ポップス時代は、人気歌手がクリスマス・アルバムを作るのが流行したが、ジャズのクリスマス・アルバムは、ほとんどない。子供が喜ぶような「ジングル・ベル」のようなメロディーはもとより、エルビス・プレスリーが歌った「ブルー・クリスマス」のようなラブ・ソングは、ジャズに似つかわしくない。日本では山下達郎の「クリスマス・イブ」以後、たくさんのクリスマス・ソングが生まれ、聴かれているが、恋人たちのクリスマスは、もう時代じゃないかも、と最近のクリスマス傾向を教えてくれた人がいた。確かにクリスマスは、時代を反映し、微妙に変化していくものだろう。


 近年、街で聴かれるクリスマス・ソングに、その名もずばり「ザ・クリスマス・ソング」がある。メル・トーメがロバート・ウェルズと共作した1944年の曲で、アメリカではナット・キング・コールの歌がヒットしたが、むろん、トーメ自身も何度も録音している。この曲は、昔からアメリカでは定番中の定番のクリスマス・ソングだが、スタンダード・ソングのようなしっとりとした曲なので、あまり日本では有名ではなかった。それが近年、街中でよく聴かれるようになったのだ。子供でも若者でもなく、この季節の都会の大人の心の風景が映し出される。日本のクリスマスも変わりつつあると思った。ちなみにこの曲は、暑さに悩まされた真夏にふと思いついて生まれたという。共作者とその場であっという間に原型が完成したようだ。想像の中の師走の情景が、この傑作の源になった。





引用元の記事はこちら(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171201-00000004-wordleaf-cul)


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