2017年10月17日
えっ!? フランス料理でソースをパンでぬぐうのはマナー違反?
子供の向けの「テーブルマナー」の絵本を読んだというトピ主の「フレンチ」さん。お皿に残ったソースをパンでぬぐうことがNGだと知り、驚きました! 昔のマナー本によると「おいしかった」という意思表示だと推奨されていたのに、どうなっているのでしょうか?
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トピ「フランス料理のテーブルマナー、知らなかった(駄)」はこちら
トピ主さんが読んだのは「およばれのテーブルマナー」(西村書店)。ファッションブランド、エルメス家の4代目が自分の子供たちのために書いたテーブルマナーの絵本とのこと。そこには、パスタをすすることは、「足でご飯を食べるのと同じレベル」に失礼だとも書いてありました。
その上、よかれと思ってやっていたパンでお皿のソースをぬぐうことは「ありえないほど失礼な行為」。ソースをパンでぬぐうのが大好きな夫が、たびたび海外に出張に行っていたこともあり、周囲から「生温かく見守られていたんだろうなぁ」と困惑している様子。
それに対し、海外在住の小町ユーザーなどから、幅広い意見が寄せられました。
夫がフランス人だという「ヨセミテ」さんは、フランスの一般家庭では「ソースをパンで拭う行為は彼らも普通に行います。お皿をパンでピカピカにはいたしませんが、『このソース、おいしいねぇ』とすっとパンでぬぐって味を楽しんでます。ですから、トピ主さんのご主人がヨーロッパで白い目で見られていたはずはありません。どうぞご安心を」とアドバイスしました。
また、「リンド」さんは、「フランス式のマナーとそれ以外の国から伝わったマナーがごちゃ混ぜになったのでは?」といいます。「フランス式では、晩餐(ばんさん)会や高級店で『パンにソース』は駄目で、ビストロや家庭なら問題無いようです(多分イギリスも同じ)。一方で、イタリア式では、『パンにソース』はおいしい証しになるようです」。
マナーは国によっても違いますし、レストランの「格」によっても異なるようですね。
さらに、トピ主さんが読んだ本の著者は「エルメス家」の4代目で、一般人には当てはまらないという意見も多数ありました。
フランスで長年暮らしていたというマナー講師の「はな」さんは、「ソースをパンで拭うのはマナー違反だけど普段の生活ではみんなソースもったいないからぬぐって食べます。そのかわり、それをするのはビストロまで。コース料理でいただくシックなレストランでは誰も絶対にしません」。
なるほど。マナーを気にしすぎてガチガチになって食べてもおいしくないですが、周囲の人や作ってくれた人が不快にならぬよう、TPOに合わせることが大切なのかもしれませんね。万が一「晩餐会」に呼ばれたときのために、最低限のマナーは身につけたいものです。皆さんはいかがですか?
【紹介されたトピはこちら】「フランス料理のテーブルマナー、知らなかった(駄)」
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